日々戦いが繰り返される腸内へ「オリゴ糖」を送りこめ!

オリゴ糖

オリゴ糖とは

オリゴ糖とは、その名の通り糖類の一種で、小糖類と呼ばれることもあります。

通常、砂糖は調味料の総称で、上白糖、三温糖、黒糖などと分類したり、さとうきび、甜菜など原料で分類したりします。
オリゴ糖はそのどちらでもなく、分子構造による分類になり分子構造が単純な糖類のことです。

ですから砂糖と呼ばれるものの中にもオリゴ糖を含むものもありますし、食品に含まれる糖質の一部がオリゴ糖ということもあります。

また、オリゴ糖は一般の砂糖に比べてカロリーが控えめ(おおよそ半分)で、腸で消化されにくく吸収されにくいのも嬉しい特徴です。
ただ、甘みが一般の砂糖の半分程度なので、物足りないからといってたくさん摂ってしまわないように注意が必要です。

オリゴ糖を多く含んだ食品

オリゴ糖を多く含む食品は

・甜菜(てんさい糖)
・きな粉
・ごぼう
・玉ねぎ
・エシャロット
・納豆
・はちみつ
・にんにく
・バナナ

などがあります。

ただし、上記の食品をそのまま食べてもオリゴ糖は十分な量を摂取しにくいのが実情です。
しかし、加熱調理することによりオリゴ糖を増やすことができます。

例えば、バナナを弱火でじっくり焼いて「焼きバナナ」にし、トッピングに「はちみつ」と「きな粉」をふりかける、といったおやつはオリゴ糖を摂取するのに効果的です。
また、玉ねぎは炒めることによってオリゴ糖が増えます。

オリゴ糖はヤセ菌のエサになる

オリゴ糖は腸で消化されにくく長く腸にとどまります。その間、ヤセ菌である乳酸菌(ビフィズス菌など)のエサになり乳酸菌を増やす働きがあります。
さらに、オリゴ糖はデブ菌が好まない乳酸菌などのヤセ菌にだけ効率よくエサを与えることができます。
デブ菌にはエサを与えません!

ヤセ菌である乳酸菌が増えると、酸性である乳酸菌によって酸性を嫌うデブ菌が住みにくくなり、さらに腸内環境が整うという好循環がうまれます。

日和見菌がヤセ菌、デブ菌のどちらに味方するか

腸内には善玉菌(ヤセ菌)、悪玉菌(デブ菌)、日和見菌(善玉菌でもなく悪玉菌でもない中立の立場の菌)が住み着いていて日々戦っています。

日和見菌は、善玉菌にも悪玉菌にも属さず、一言で言うなら「良くも悪くもない菌」です。
特に問題ない菌と捉えがちですが、日和見菌の特徴として常に優勢な方の肩を持とうとする性質があるので厄介なのです。
腸内が善玉菌が優勢の場合は善玉菌の味方になり一緒に働いてくれるので腸内環境が良くなります。
反対に、腸内が少しでも悪玉菌が優勢になると一気に悪玉菌の味方になるため、腸内環境が悪くなります。

このように日和見菌がどちらに味方するかでデブ菌が優勢になるか、ヤセ菌が優勢になるか腸内で日々戦いが起こっているのです。

まとめ

オリゴ糖を腸内へ送りむことで、乳酸菌を増やして腸内環境をヤセ菌優勢に変えましょう!

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