デブ菌を減らす「もち麦」とは

もち麦

「デブ菌」と「ヤセ菌」

腸内には100兆個以上もの細菌が住んでいます。
その細菌は大きく分けて「デブ菌」と「ヤセ菌」に分類されます。
一言で言えば「デブ菌」は体に悪い菌で、腸内環境を悪化させで太りやすくさせる菌です。
「ヤセ菌」は体に良い菌で、腸内環境を良くし痩せやすくさせる菌です。

ですからデブ菌が多い人は太りやすく、ヤセ菌が多い人は痩せやすい体質だということになります。

また、「デブ菌」と「ヤセ菌」の理想的な比率は、4:6です。

ヤセ菌を増やしデブ菌を減らそう

ヤセ菌を増やしてデブ菌を減らせば腸内環境が整い、食べても太りにくく痩せやすい体質になります。

その鍵を握る食べ物は、水溶性食物繊維を多く含む食べ物です。

水溶性食物繊維を多く含む食べ物は
・アボカド
・オクラ
・きのこ類
・海藻類
・こんにゃく
・やまいも
・ごぼう
・納豆
・にんにく
・ゆずの皮
などが代表的です。

これらの食べ物を意識して摂ることで、腸内のヤセ菌が増えます。すると必然的にデブ菌が減り腸内環境が整います。
その結果、太りにくい体質になるというわけです。

ところが、これらの食品よりももっと強力に水溶性食物繊維を含み、デブ菌を減らしてくれる食品がありました。

その食品は「もち麦」です。

もち麦ってどんな食べ物?

もち麦は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を両方ともバランスよく含んでいる食べ物として最近注目を浴びています。

もち麦とは、大麦の種類のひとつで、もちもちとした食感が特徴の麦です。
もち麦には腸内環境を整える働きや糖尿病を予防する効果があることがわかってきました。
腸内環境を整えてくれる働きがあることこそ、デブ菌を減らすことにつながっています。

食物繊維が豊富と言われている玄米ともち麦を比べてみると
玄米が100gあたり3.0gの食物繊維を含んでいるのに対し、もち麦は100gあたり12.9もの食物繊維を含んでいます。
豊富な食物繊維が、腸の中に溜まった老廃物を吸収し、体外に排出してくれるので便秘解消にも効果的です。

また、もちもちとした食感が食べ応え抜群で腹持ちも良く、美味しさの面でも好評価する人が多いようです

もち麦に含まれる「βグルカン」とは

もち麦には「βグルカン」という水溶性食物繊維が含まれていて、糖質や脂肪の吸収を抑える働きがあります。
水溶性食物繊維ということはデブ菌を減らしてくれる食品になります。

「βグルカン」は、水に溶けると水分を吸収してゼリー状になるので、食べた食べ物をゼリーの膜で包み、糖質の吸収をゆるやかにしてくれるのです。

また、「βグルカン」は消化が遅く、胃で溶けずに腸まで届くため、通常の食物繊維よりも高いダイエット効果が期待できます。

まとめ

もち麦は、水溶性食物繊維が豊富なだけでなく不溶性食物繊維も豊富なのでバランスの良い食品といえます。
もちろんデブ菌も減らしてくれますよ。
「βグルカン」という水溶性食物繊維が含まれていることでダイエット効果が高まります。

普段食べている白米からもち麦に変えてみる価値は十分ありそうですね。

リアラクリニック

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